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5.102021
【経審】防災協定締結の有無W3とは

防災協定締結の有無W3とは
経営事項審査(以下、「経審」という。)では、社会性等をはかる指標として評点Wが10つの項目(W1~W10)に分かれています。
そのうちの1つが防災協定締結の有無W3になります。
防災協定締結の有無W3とは、審査基準日において、国や地方公共団体との間で、防災活動に関する協定を締結している場合に経審の点数が加点される項目です。
防災協定は企業の地域貢献活動
大規模な地震などが発生した時は、災害対応で国や地方公共団体は混乱することとなります。
そんなときに、あらかじめ国、地方公共団体と企業が防災協定を締結しておけば、避難所との連携や物資の供給などが効率よく行うことができます。
私も2016年の熊本地震のときに、札幌市からの応援として避難所運営に携わりました。
民間企業からの物資の提供がスムーズに行われることで、避難所の運営の安定につながるということを実感しました。
災害が予告なしにやってきます。
あらかじめ防災協定を結んでおくということは、企業の地域貢献活動の1つであり、経営事項審査(経審)でもその点が評価されます。
防災協定締結の確認書類
(申請者が防災協定を締結している場合)
- 国、地方公共団体との間の防災協定書(写し)
(申請者の所属団体が防災協定を締結している場合)
- 国または地方公共団体との間の防災協定書(写し)
- 当該団体に所属していることを証する書類
- 防災活動に一定の役割を果たすことを確認できる当該団体の活動計画書または証明書 ※所属団体の発行する加入証明書で、当該団体に所属していること、防災活動に一定の役割を果たすことを確認できる場合は、防災協定書(写し)と加入証明書のみ。
まとめ
防災協定締結の有無W3は、企業の社会的貢献活動を評価する項目です。
防災協定を締結する方法は、次の2つです。
- 企業が国や地方公共団体と直接締結する場合
- 国や地方公共団体と防災協定を締結している団体に所属する場合
経審の点数を上げるということだけではなく、地域に貢献する活動として防災協定の締結を検討してみてもいいかもしれません。